この記事では、AI動画広告生成ツールの Arcads について、主な機能や料金、使い方、日本語対応などを整理します。

※この記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

※料金・クレジット・機能の情報は2026年8月24日時点です。Arcadsは料金や機能が変更される可能性があるため、利用前に公式サイトやログイン後の料金画面でも最新情報を確認してください。

Arcadsとは

Arcads は、AIアクターに広告用のスクリプトを話させる動画広告をはじめ、商品画像や広告素材などをAIで生成できる広告制作プラットフォームです。

2025年12月のArcads公式発表では、世界で6,000以上のクライアントに利用され、月間10万以上のアセットが生成されているとしています。

Arcadsは、個人で気軽に1本の動画を作るというより、企業やチームで広告クリエイティブを継続的に制作・テストする用途を強く意識したサービスだと考えられます。

実際にアカウントを作成した際には、企業名の入力が必須項目になっていました。また、恒常的な無料プランを確認できず、Starterでも通常価格は月額110ドルと、無料・低価格から始められるAI動画広告ツールと比べると導入価格は高めです。

その一方で、1,000人以上のAIアクター、複数の画像・動画生成モデル、Workflowによる大量生成など、広告を継続的に制作するための機能は充実しています。

Arcadsの主な機能

Arcadsの公式ヘルプでは多数の機能が案内されています。代表的なものを整理すると次のようになります。

機能カテゴリ内容
Talking Actor ModelsAIアクターにスクリプトや音声を話させ、リップシンクや表情・動きを含む動画を生成
Actors & Voices1,000人以上のAIアクターの選択、独自アクターや自分自身のクローン作成、音声・ジェスチャーの設定
Image Models複数のAIモデルを使って画像を生成
Video Models複数のAIモデルを使って商品映像やBロールなどを生成
Product Features商品をアクターに持たせる、アプリ画面を見せる、Unboxing動画を作るなどの商品・サービス向け機能
Tools翻訳、アップスケール、人物差し替えなどの編集・加工機能
PresetsProduct ShowcaseやUnboxing POVなど、用途別にあらかじめ構成された生成フロー
Workflows複数のモデルや処理をつないで、広告生成を自動化・大量展開

Arcadsの特徴は、広告に必要な人物・商品・映像素材を生成し、それらを組み合わせて複数パターンへ展開できることにあります。

例えば同じ広告スクリプトを10人のAIアクターと2言語で生成する場合、Workflowを使えば20本の動画を1つのフローから生成できます。広告のフックや出演者、言語を変えながら複数パターンをテストしたい場合に使いやすい設計です。

Arcadsの日本語対応

Arcads公式サイトには日本語版ページが用意されており、公式ヘルプではスクリプトをさまざまな言語で入力し、音声ライブラリから言語やアクセントを指定できると説明されています。

日本語を含む動画の翻訳にも対応しており、既存動画を別の言語へ変換する際には、音声だけでなく新しい音声に合わせたリップシンクも生成できます。

PROプランではElevenLabsとの連携やカスタム音声にも対応しており、言語・アクセント・音声をより細かく調整できます。

Arcadsの使い方

Arcadsの公式Getting Startedでは、商品画像を登録し、画像生成、AIアクター、Bロール(商品や使用シーンなどを見せる補助映像)などを組み合わせて動画を作る流れが案内されています。

なお、CreatifyのURL to Videoのように、商品ページのURLを入力して商品情報や画像をまとめて取得する標準機能は、現在のArcadsの基本ワークフローでは確認できませんでした。

基本的な流れを整理すると、次のようになります。

  1. 商品や素材を登録する
    商品広告を作る場合は、まず商品画像をアップロードします。Arcadsが商品を自動認識するため、手作業で商品だけを切り抜く必要はありません。

  2. 広告に使う画像やシーンを作る
    商品画像をもとに、背景やシチュエーションをプロンプトで指定して新しい画像を生成できます。商品をカフェやスタジオなど別の環境に配置した素材を作ることも可能です。

  3. AIアクターとスクリプトを設定する
    Talking Actorでは、用意されているAIアクターを選び、話してほしいスクリプトを入力します。アクターは年齢や性別、シチュエーションなどで絞り込めます。

  4. 音声や感情を設定する
    音声ライブラリから言語やアクセントを選び、必要に応じて話す速さや感情などを調整します。生成前に音声をプレビューすることもできます。

  5. 動画やBロールを生成する
    Talking Actorのほか、動画生成AIを利用して、商品映像やBロールを生成できます。商品を見せるProduct ShowcaseやUnboxing POVなどのプリセットも用意されています。

  6. 字幕・翻訳・編集などを加える
    完成した動画には翻訳やアップスケール、背景削除などの処理を加えられます。

複数の広告を大量に作る場合は、さらにWorkflowを使ってこれらの処理を自動化できます。

Arcadsの料金

Arcadsの料金はログイン後の料金画面で確認することができます。

プラン最初の月(30%オフ)通常価格として表示クレジット/月
Starter$77/月$110/月8,000
Creator$154/月$220/月16,000
PRO$385/月$550/月48,000

また、年払いを選択すると20%割引になります。

公式サイトによると、PROでは未使用クレジットを次回へ繰り越すことができ、上限を超えた場合も追加クレジット分を課金して利用を続けられる仕組みです。

Arcadsにログインして料金を確認する

クレジットはどのくらい消費する?

Arcadsは機能や使用するAIモデルによって、必要なクレジットが大きく異なります。

公式ヘルプでは、代表的な消費量が次のように案内されています。

  • Talking Actor → 800クレジット / 1分の動画
  • Veo 3.1 → 800クレジット / 生成
  • Sora 2 → 240〜1,200クレジット / 生成
  • Sora 2 Pro → 320〜1,200クレジット / 生成
  • Kling 3.0 → 176〜560クレジット / 生成
  • Kling 2.6 → 240〜400クレジット / 生成
  • Product Showcase → 800クレジット / 生成
  • Unboxing POV → 400クレジット / 生成
  • 字幕追加 → 80クレジット / 回
  • 動画翻訳 → 240クレジット / 回
  • 動画延長 → 320クレジット / 回
  • アップスケール → 80クレジット / 10秒
  • アクター差し替え → 800クレジット / 回

Talking Actorは動画の長さを分単位で切り上げて計算します。一つの動画に2人のアクターが登場する場合は必要クレジットは倍になります。

そのため、短い動画を何度も作り直す場合は、想定より早くクレジットを消費する可能性があります。

Talking Actorで1分の動画を生成する場合を単純計算すると、

プランクレジット1分動画の理論上の本数
Starter8,000約10本
Creator16,000約20本
Pro48,000約60本

一方、Nano Banana Proを使った画像生成については、月ごとに無料枠が設けられています。

無料プランはある?

2026年8月24日時点で、動画生成を継続的に試せるFreeプランや一般向けの無料トライアルは公式公開ページ上で確認できませんでした。

Arcadsの公式利用規約では、サブスクリプションへの支払いによってWorkspaceが開設される仕組みが説明されています。

無料で実際の動画生成まで試せるCreatifyなどと比べると、契約前に自分の商品で生成品質を確認しにくい点はArcadsを検討する際の注意点です。

Arcadsの評判

ここではProduct HuntやRedditなどで確認できる利用者の報告を参考に、Arcadsの評判をまとめます。

ただし、これらは個々のユーザーによる投稿であり、すべての利用環境で同じ結果になることを示すものではありません。

メリット

AIアクターの選択肢が多い

Arcadsの大きな特徴として、1,000人以上のAIアクターが用意されています。広告内容に応じて出演者を変えながら複数パターンを生成したい場合に使いやすいです。

ただし、Starterでは、使用できるAIアクターが300種類であることに注意が必要です。

UGC風広告に必要な機能がまとまっている

Arcadsでは、AIアクターにスクリプトを話させるだけでなく、

  • 商品を持たせる
  • アプリ画面を見せる
  • 感情を指定する
  • 商品のBロールを生成する
  • 別言語へ翻訳する
  • アクターを差し替える

といった処理を同じプラットフォーム内で行えます。

複数の動画生成モデルを1つのサービスから使える

Arcadsには独自のTalking Actorモデルだけでなく、Sora、Veo、Kling、Seedance、Grokなど複数のAIモデルが統合されています。

人物が話すシーンはTalking Actor、商品の短い映像はVeoやKlingといったように、目的ごとにモデルを使い分けられる点は特徴です。

広告の大量生成を自動化できる

Workflowでは、複数のAIモデルやツールをつないで広告生成を自動化できます。

例えば、1つの広告を複数のアクターや複数言語に展開したり、既存の広告をもとに多くのUGCパターンを作ったりできます。

1本だけを作るよりも、複数の広告クリエイティブを作ってテストしたいマーケターやチームに向いた機能です。

日本語を含む多言語展開が可能

公式によると、Arcadsは日本語を含む多言語に対応しています。

動画の翻訳とリップシンクも利用できるため、同じ広告を複数市場へ展開したい場合にも利用できます。

ただし、日本語での自然さについては本記事では実地検証していません。

デメリット

無料で動画生成を試しにくい

Arcadsには無料プランがなく、最初から有料契約が必要になるため、無料で試したいという人には導入のハードルがあります。

Product Huntでも、サービス開始当初から契約前に試したいという意見が複数投稿されていました。2026年のRedditでも、無料トライアルがない状態で契約する価値があるのかを気にする投稿が確認できます。

生成品質にはばらつきがあるという報告もある

第三者の利用報告では、AIアクターの品質を高く評価する声がある一方で、リップシンクや不自然な動きを指摘する声もあります。

Redditでは2025年にArcadsで5本のUGC広告を生成したユーザーが、リップシンクや映像の一部のぼやけを問題として挙げています。

Trustpilotでも2026年に、Talking Actorが不自然といったレビューが確認できます。

Arcadsはどんな人に向いている?

Arcadsは、特に次のような用途と相性が良いと考えられます。

AIアクターを使ったUGC風広告を複数作りたい人

ArcadsはAIアクターを中心とした広告制作機能が充実しています。

出演者を撮影せず、異なる人物やスクリプトで複数のUGC風広告を作りたい場合は、Arcadsの中心的な用途と合っています。

SaaS・アプリの広告を作りたい人

ArcadsにはShow Your Appという項目があり、アプリの画面をAIアクターやナレーションと組み合わせた動画を生成できます。

つまり、物理的な商品だけでなく、SaaSやモバイルアプリの広告にも利用できます。

EC・D2Cで商品を見せる広告を作りたい人

商品画像を登録し、AIアクターに商品を持たせたり、Product ShowcaseやUnboxing POVで商品映像を作ったりできます。

実際の商品撮影や出演者の手配を減らしながら、商品を中心にした広告素材を作りたいEC・D2C事業者に向いています。

広告を継続的に制作する企業・マーケティングチーム

Arcadsは、Workflowを使った大量生成や、複数のAIアクター・生成モデルの使い分けに対応しています。

公式サイトでもD2Cブランド、モバイルアプリ企業、マーケティング代理店を利用例として挙げており、1本の広告を単発で作るよりも、複数のクリエイティブを継続的に制作・テストするチームとの相性が良いサービスです。

まとめ

Arcadsは、1,000人以上のAIアクターと複数の動画生成モデルを組み合わせて、UGC風広告や商品動画を作れるAI広告制作プラットフォームです。

1つの広告からアクターや言語を変えた複数パターンを生成できるため、広告クリエイティブを大量に作ってテストする用途との相性が良いサービスです。

日本語にも対応していますが、本記事では実際に日本語動画を生成していないため、発音やリップシンクの自然さについては評価していません。

また、現時点では動画生成を試せる恒常的な無料プランを確認できず、公開サイトから具体的な料金も確認しにくい点には注意が必要です。

Arcadsの公式サイトを見る

参考・出典