この記事では、AIを使って動画や画像などのマーケティングコンテンツを作成できる Pippit AI について、動画広告の用途を中心に、主な機能や料金、使い方を整理します。
AI動画広告の基本的な仕組みや、動画生成AIとの違いを先に確認したい場合は、AI動画広告とは?動画生成AIとの違い・できること・主要ツールを2026年版で解説で整理しています。
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※料金・クレジット・機能の情報は2026年8月25日時点です。Pippit AIは料金体系や生成モデル、クレジット消費量の変更が多いため、利用前に公式サイトでも最新情報を確認してください。
Pippit AIとは
Pippit AI は、AIを使って動画や画像などのマーケティングコンテンツを作成できるプラットフォームです。
CapCutと同じ会社によって運営されているサービスで、もともとはCapCut Commerce Proという名称でした。現在はPippitへリブランドされ、CapCutよりもEC・マーケティングに特化したサービスとして、提供されています。
特に動画を生成するだけでなく、SNSへの投稿予約や投稿パフォーマンスの分析など、コンテンツの作成から公開・分析までをまとめて行える点が特徴です。
Pippit AIの主な機能
Pippit AIには、動画広告だけでなく、マーケティングに関するさまざまな機能が用意されています。
商品URLや画像から動画を生成
Pippit AIには、AIと対話しながら動画を作成する「Video Agent」や、商品ページのURLから商品情報を取得して動画を作る「Link to Video」などがあります。

AIアバターで商品紹介動画を作成
AIで生成された人物に商品やサービスを紹介させる動画を作成できます。
実際の出演者を撮影しなくても、スクリプトとAI音声を組み合わせて、UGC風の商品紹介動画やプロモーション動画を作れるのが特徴です。
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商品画像・広告画像を作成
Pippit AIは動画だけでなく、ECサイトや広告などで使う画像の生成・編集にも対応しています。
商品画像の背景変更や広告用画像の生成などができ、1つの商品から動画と画像の両方を作成できます。
ECの商品を取り込み・管理
ShopifyなどのECサービスと接続し、商品情報や商品素材をPippit AIに取り込んで管理できます。
取り込んだ商品をもとに動画や画像などのマーケティングコンテンツを作れるため、商品ごとに素材を何度も登録する手間を減らせます。

SNSへの投稿管理と分析
作成したコンテンツをTikTok、Instagram、FacebookなどのSNSへ投稿したり、投稿後のパフォーマンスを分析したりできます。
さらにTikTok Shopでは商品リンクを動画に追加し、動画から商品の購入ページへ誘導するショッパブル動画として利用することもできます。また、コンテンツに関連する売上データも確認できます。

Pippit AIは日本語に対応している?
上記の写真のように、Pippit AIの公式サイトは日本語に対応しています。
また、AIアバターや音声についても日本語に対応しているため、日本語の広告動画を作成することも可能です。
本記事では、実際に日本語の商品広告を作成し、発音や字幕についても確認しています。
Pippit AIの使い方
Pippit AIは、公式サイトからアカウントを作成して利用できます。
基本的な使い方は次の通りです。
-
アカウントを作成する
Pippit AI公式サイト からアカウントを作成し、ログインします。 -
Video Agentなどから動画作成を開始する
商品リンクや画像などを入力し、作成したい動画の内容をAIへ伝えます。 -
生成方法やモデルを選ぶ
Agent modeやLite modeなど、目的に合わせて動画生成方法を選択します。 -
生成された動画を確認・編集する
必要に応じて修正をし、完成した動画をダウンロードまたはSNSへ投稿します。
Pippit AIには複数の動画生成方法があるため、選択する機能やモデルによって具体的な操作は異なります。
本記事では、このあと実際に商品ページのURLから広告動画を作成しながら、現在の画面での操作も紹介します。
Pippit AIの料金
2026年8月25日時点のPippit AI公式料金ページでは、Free、Starter、Plus、Proが案内されています。
現在の1か月あたりの価格と付与されるクレジットを以下の表に整理します。
| プラン | 通常価格 | 月ごとのクレジット | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | 毎日の無料credits | Video Agent、Image Agentなどを無料で試せる |
| Starter | $20/月 | 2,100 | 高度なAIモデル、追加credits購入、透かし削除 |
| Plus | $60/月 | 6,700 | Starterより多いcredits、より高速な生成 |
| Pro | $300/月 | 35,500 | 大量のcredits、最速の生成、最もコスパが良い |
※上記の有料価格は2026年8月25日に公式料金ページで表示されている価格です。また、最初の月は40%オフになります。
Freeでも動画生成モデルを利用できると書かれており、有料プランに契約する前に動画生成機能を試すことができます。
プランごとの細かい機能については
こちらから確認できます。
無料ではどこまで使える?
Pippit AIのFreeプランでは、クレジットカードを登録せずに利用を開始できます。
現在の公式料金ページでは、Freeユーザーについて毎日無料creditsを獲得できると案内されています。8/25現在、ログインをしたところ80クレジットを獲得しました。
FreeではVideo AgentやImage Agentなどを試せますが、高度なAIモデルや透かしなしの出力などは有料プラン向けの機能です。
本記事では、実際にFreeアカウントで商品広告を作成し、どこまで無料で利用できるのかも確認します。
クレジットはどのくらい消費する?
Pippit AIでは、動画や画像のAI生成などにcreditsを使用します。
使用するモデルや解像度、長さなどによって消費量が変化します。ここでは以下にSeedance 2.0の例を載せます。
| モデル | 解像度 | 消費クレジット | 15秒生成した場合 |
|---|---|---|---|
| Seedance 2.0 Fast | 480p | 5 credits/秒 | 75 credits |
| Seedance 2.0 Fast | 720p | 10 credits/秒 | 150 credits |
| Seedance 2.0 | 480p | 6 credits/秒 | 90 credits |
| Seedance 2.0 | 720p | 12 credits/秒 | 180 credits |
| Seedance 2.0 | 1080p | 30 credits/秒 | 450 credits |
Starterは月に2100クレジットしか使うことができないため、高品質の動画を大量生産することはできません。本格的に動画を生成するなら、さらに上位のプランにする必要があるでしょう。
Pippit AIを実際に使ってみた
ここからは、Pippit AIを実際に使って商品広告の作成を試します。
今回使用するのは、架空の商品Occhii Lab Bottleです。
他のAI動画広告ツールでも同じ商品を使っているため、URLの読み取りや生成結果の違いも確認しやすくなります。
商品URLを入力する
まず、Video AgentまたはLink to Videoから商品ページのURLを入力します。
今回は下の画像のようにチャット欄にリンクと最低限の要求をしました。

数分で動画が生成された
ここは他のサービスとは異なり、動画の詳細について細かく聞かれることなく動画が生成されました。 もう少しエージェントと細部を詰めていくことを想定していたため、これは想定外でした。
エージェントにはあらかじめ指示を細かくしておく必要がありそうです。
上の画像からは約330秒ほどかかり、クレジットは56消費していました。生成された動画が14秒で使用したモデルから1秒あたり4クレジットが消費されることになっていたため、動画の生成以外に意図しないクレジットの消費はありませんでした。

実際に生成された動画
こちらが実際に生成された動画です。
この動画により、URLから商品の情報を正しく取得できていることが分かりました。
日本語の発音がうまくできていない部分があり、Bottleにロゴも載っていませんがこれらは最もスペックの低いモデルを使ったことが原因だと考えられます。
実際には、有料プランを使ってさらに精度の高い動画を作ることで実際の広告動画を作ることができます。
実際に使って良かったところ
商品広告の作成に必要な機能がまとまっている
Pippit AIは商品URLの読み込みやAIアバター、動画編集などECや広告制作で使いやすい機能を同じサービス内にまとめています。
数分で動画が作れる
Agentに指示を送るとすぐに動画を作り始め、5分ほどで実際の動画が完成しました。
細かな機能名が分からなくても、TikTok向けに15秒の商品広告を作りたいといった形で指示できるため、動画制作に慣れていない人でも始めやすい設計です。
この速度で動画が作れるのであれば、スペックの低いモデルで動画の原案を複数生成し、良い案をハイスペックモデルでブラッシュアップしていくような使い方もできそうです。
公開・分析まで同じサービスで行える
Pippit AIは動画生成だけでなく、SNSへの予約投稿や複数プラットフォームへの公開にも対応しています。
特にPippitとTikTokはいずれもByteDance系列のサービスであるため、TikTok Shopとの親和性は非常に高いと感じました。
日本語対応している
動画の音声が日本語対応していることはもちろん、ブラウザが日本語対応している点も良かったです。
一部のAI動画広告ツールでは、公式サイトは日本語対応されているものの、ログイン後の画面は英語しか選べないということがあり、これらのツールとの差別化ができていました。
実際に使って気になった点
Agent modeでは生成前に細かい条件を確認されない
今回は商品URLと最低限の指示だけを入力しましたが、ターゲットや訴求内容などについてAgentから細かく質問されることなく、そのまま動画生成まで進みました。
手軽に動画を作れる反面、構成を細かく指定したい場合は、最初のプロンプトでターゲットや訴求などを具体的に指定しておく必要があります。
動画の編集画面が見つけづらかった
生成された動画を編集する機能は紹介されているものの、その機能をどこから使えるのかが見つけづらかったです。
結果として、アセット→下書きというところに生成された動画があり、これをクリックすることで編集画面に飛ぶことができました。

さらに下に実際の動画編集画面を載せておきます。ここで動画を編集できます。

Pippit AIはどんな人に向いている?
EC・D2Cの商品広告を作りたい人
Pippit AIは商品URLや商品画像をもとにマーケティング動画を作成できます。
すでにECサイトの商品ページを持っており、その商品情報や画像を広告動画へ展開したい人と相性が良いサービスです。
AIを使ってUGC風広告を作りたい人
Pippit AIにはAIアバターや音声生成機能があり、AI人物に商品を紹介させる動画を作成できます。
撮影する出演者を用意せずに、UGC風の商品紹介動画を作りたい場合に利用できます。
SNSへの投稿までまとめて管理したい人
Pippit AIでは、SNSアカウントを接続してコンテンツを公開したり、投稿をスケジュールしたりできます。
動画を作った後に別の投稿管理サービスへ移動する手間を減らしたい人にも向いています。
日本語の操作画面で使いたい人
Pippit AIは日本語の公式サイト・操作環境を提供しており、日本語音声の生成にも対応しています。
英語のみのAI動画生成サービスに抵抗がある人にとっても利用しやすい候補です。
まとめ
Pippit AIは、商品URLからの動画生成や動画編集、SNSへの公開・分析までをまとめて扱えるAIコンテンツ制作プラットフォームです。
特にEC・D2Cの商品広告との関係が強く、商品ページや商品画像をすでに持っている事業者にとって使いやすい機能が揃っています。
また、FreeプランでもVideo AgentやImage Agentなどを試すことができ、毎日無料creditsが付与されると公式料金ページで案内されています。
実際の生成品質やcredits消費量は使用するモデルによって変わるため、本記事の検証結果も参考にしながら、自分の用途に合うか確認してみてください。
参考・出典
- Pippit AI公式
- Pippit AI公式:Pricing
- Pippit AI公式:CapCut Commerce ProからPippitへのリブランド
- Pippit AI公式:Video Agent
- Pippit AI公式:商品URL・AIアバターから動画を作成
- Pippit AI公式:Eコマース向けAIエージェント
- Pippit AI Help Center:AI Models for Image and Video Generation
- Pippit AI Help Center:Subscription and Payment FAQs
- Pippit AI公式:Affiliate Program
- Pippit AI / CapCut Terms of Service
- Pippit AI公式:Seedance 2.0の料金・クレジット
- CapCut Materials License Agreement
